平安時代に成立した「日記」です。
作者は、藤原道綱母。ふじわらのみちつなのはは。
最初の女流日記です。夫藤原兼家かねいえの結婚生活の不満が書かれています。兼家が物忌み【=不吉だとされた日や悪夢を見た日に、災いを避けるた
て家に籠もらなければいけないこと】や出仕・体調不良を口実にして作者のもとに通ってこず、他の女性のと
ころへ行く場面が多く出題されます。一夫多妻時代に生きた作者は、悩み苦しみ出家まで考えます。そんな作者にとって、兼家との一人息子道綱が生きがいです。道綱を本文中では「幼き人」、「ただ一人ある人」などと
も表現していることを知っておきましょう。また、兼家と別の女性との間に生まれた女の子を養女にして育てますが、最終的には兼家と作者(ふじわらのみちつなのはは)の仲はほとんど途絶えてしまいます。
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