① 投与のタイミング:活性炭の投与は,薬毒物服用から1時間以内が有効とされている.
② 活性炭単回投与がとくに有効とされている薬物は,アスピリン,アセトアミノフェン,バルビツレート,フェニトイン,テオフィリン,三環系・四環系抗うつ薬などである.活性炭の吸着効果は強大であり,上記以外の多くの薬毒物に対しても,その効果が期待できる.今後さらに,各種薬毒物に対する活性炭の有効性を確認してゆく必要がある.
⑤ 妊婦でも,活性炭は体内に吸収されないため安全に使用できる.
活性炭投与の禁忌は,腸管閉塞,消化管穿孔である.また,腸管運動を抑制する薬物の服用や麻痺性イレウスによる腸蠕動の低下時も,相対的禁忌となる.禁忌ではないが,活性炭に吸着しない薬毒物は,強酸,強アルカリ,エタノール,エチレングリコール,鉄,硫酸鉄,リチウム,ヒ素,カリウム,ヨウ素,ホウ酸,フッ化物,臭化物などである.
また,内視鏡検査が必要なときの活性炭投与は,視野の妨げとなるため,優先順位を考慮する.
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