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ひとめ
1.他人の見る目、他人の視線
2.人の訪れ、来訪
人の出入り。人の往来。
「いとどひとめも見えず、寂しく心細くうちながめつつ」
[訳] (父の出発後は)ますます人の出入りもなくて、もの悲しく心細くもの思いにふけり外を眺めては。
cf.ひとめかる(離る
人の訪れがなくなる
古文単語
古文単語碧透
aotititi
ひがひがし
ひがN「僻」
間違っているN、道理に合わないN
○ひがごと
間違い
○ひがおぼえ
記憶違い。
「ひがおぼえをもし、忘れたる所もあらば、いみじかるべきことと」
[訳] (『古今和歌集』の和歌について)記憶違いをしていたり、忘れてしまった部分があるならば、大変なことだと。
○ひが耳
聞きまちがえ
○ひが目
見間違え
○世のひがもの
変人、捻くれ者
○ひがひがし
ひねくれている、変だ
古文単語
古文単語碧透
aotititi
やう
1.⚠️⚠️⚠️⚠️手段、方法
ex.やりようがない
2.様子、有様
※よう…様子
3.理由
ex.あるやうこそは
⚠️⚠️⚠️4.(=旨、由とかとおなじ、)「〜ということ」
eg.かぐや姫にいふやう、「〜〜」
(翁がかぐや姫に言ったことには)
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古文単語碧透
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いぶかし
○いぶかし
(様子が分からないから気がかりで、見たい、聞きたい、知りたい)
1.⚠️気がかりだ
「相見ずて日(け)長くなりぬこのころはいかに幸(さき)くやいぶかし我妹(わぎも)」
[訳] 会わないで長い日数がたちました。このごろはどうですお元気ですか。気がかりです、あなたよ。
2.知りたい見たい聞きたい
「雨夜(あまよ)の品定めののち、いぶかしくおもほしなる品々のあるに」
[訳] 雨の夜の批評以来、ようすが知りたいという気持ちにおなりになるいろいろの階層(の女)があるので。
cf.いぶかる
事情を知りたいと思う、気がかりに思う
cf.いぶせし(いぶかしくて不快に思うさま)
1気がかりだ
2.気が晴れない、うっとうしい
「一、二日たまさかに隔つるをりだに、あやしういぶせき心地するものを」
[訳] 一日二日たまに(あなたと)間を置くときでさえ、不思議なほど気が晴れない思いがするのに。
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古文単語碧透
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をこなり
○おこがまし=しれがまし
cf.形容動詞) おこなり
<笑いものになりそうな愚かなこと)
1.ばかげている、みっともないよ
「世俗の虚言(そらごと)をねんごろに信じたるも、をこがましく」
[訳] 世間のうそを正直に信じているのも、ばかげていて。
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古文単語碧透
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ありく
朝のつゆもまだおちぬに、殿ありかせたまひて
1.動き回る、歩き回る(〜around)
うちに、殿が歩き回りなさって
〜わたる/〜ありく
1.空間→一面に〜する
2.継続→ずっと〜する
古文単語
古文単語碧透
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かひなし
かひなし
→1.効き目がなく)無駄である、⚠️⚠️どうにもならない
「足ずりをして泣けども、かひなし」
[訳] じだんだを踏んで泣いたが、どうにもならない。
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古文単語碧透
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したたむ(認む)
原義:万全の準備をしてきちんと後片付けをする
1.⚠️処理する、整理する
「よろづの事ども、したためさせ給(たま)ふ」
[訳] 万事を処理なさる。
2.治める
3.準備をする(=まうく、いそぐ)
「河なかの橋を踏まば落つるやうにしたためて」
訳] 河の橋を踏んだら、橋が落ちるように準備して。
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4.飲み食いする
「忠信(ただのぶ)は酒も飯(いひ)もしたためずして」
[訳] 忠信は酒も飯も飲食しないで。
5.したためる→書き記す
「あすは故郷(ふるさと)に返す文(ふみ)したためて」
[訳] 明日には故郷に送る手紙を書き記して。
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「範頼(のりより)・義経(よしつね)が申し状、あながち御許容あるべからず」
あながち 【強ち】
副詞〔下に打消の語を伴って〕決して。必ずしも。むやみに。
「範頼(のりより)・義経(よしつね)が申し状、あながち御許容あるべからず」
[訳] 範頼・義経の申すこと、決してお許しになってはいけない。
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おぼつかなし
原義:おぼ…はっきりしない
1.(はっきりしないから)不安だ、心配だ
2.(真偽がはっきりしない)疑わしい
3.(相手のことがはっきりしない)疎遠だ
※こころもとなし(未来のことが…×3)との違い
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おもしろし
(⚠️⚠️心が晴れやかになるような感動)
1.⚠️⚠️⚠️⚠️風流だ、すばらしい
「月のいといみじうおもしろきに」
[訳] 月がたいそう趣があるときに。
2⚠️楽しい、興味が湧く
「年の内の節会(せちゑ)どものおもしろく興あるを」
[訳] 一年のうちの数々の節会の楽しく興味のあるようすを。
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